「耳ひっぱり」で自律神経を整えよう

「耳ひっぱり」という自律神経を整える方法があります(『1日1分であらゆる疲れがとれる耳ひっぱり』藤本靖 著)。

「疲れ」には2つの種類があり、肉体の疲れはマッサージや入浴、睡眠である程度回復するのですが、神経の疲れ、いわゆる精神の疲れと呼ばれるものは、肉体疲労を取るような対処をしても、上手く取れません。私たちは外の世界と関わる時、たとえば人とコミュニケーションする時には目鼻口耳全部を使っています。

パソコンやスマホを見たり、人と視線を合わせることで目を緊張させ、話を聞いて耳を緊張させ、言いたいことが言えなくて口を緊張させ、その場にいることが嫌になって眉間にしわを寄せ鼻を緊張させています。目鼻口耳は「頭の芯」に繋がっていてその芯が固まることで神経全体が緊張します。

頭蓋骨の中央には「頭の芯」と呼ばれる「蝶形骨」という骨があり、ここに緊張が伝わると頭蓋骨全体のバランスが崩れて頭も身も固まってきます。蝶形骨は人間の理性や思考をつかさどる「前頭葉」と、呼吸や血流を調整する自律神経の最高中枢で生命維持装置である「視床下部」を支えているとても大事な骨です。

「耳ひっぱり」をすることで耳の周りの筋膜や側頭骨がゆるむ→側頭骨の間にある蝶形骨がゆるむことで視床下部のストレスが軽減・自律神経のバランスが整う。という流れです。ポイントは「ひっぱりすぎない」こと。むしろ引っぱっているかどうか分からないくらいの優しい力でも良いです。

強くひっぱると緊張します。優しい力の方がゆるみます。方向は外側とか斜め上とかいろいろ試してみて気持ち良く感じる方向にひっぱります。そして、耳と頭の側面に隙間ができるようなイメージで行い、自分が「心地よい」と思えるとベストです。数秒だけ引っぱってもあまり効果を感じられないと思いますので、1分くらい呼吸に意識を向けて行います。

ちょっと疲れたなとか集中したい時などにスッと引っぱってもスッキリすることでしょう。


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